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バルセロナに見る、観光都市の問題点

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【7月16日 AFP】スペイン・カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)の美しい旧市街、ゴシック地区(Gothic Quarter)。路上で遊ぶ子どもたちの姿や昔ながらのバルなど──ここを歩くと、マヌエル・モウレロ(Manuel Mourelo)さんには、今は「みんな、なくなってしまった」昔の記憶がよみがえる。

狭く曲がった路地を埋め尽くしているのは、自転車や電動立ち乗り二輪車のセグウェイ(Segway)に乗ったガイド付きツアーの観光客たちだ。地元の人々は歴史が詰まった建物をホテルや観光客向けの賃貸業者に明け渡し、出て行ってしまった。

北西部ガリシア(Galicia)出身のモウレロさんも、1962年から住み続けていたこの地区から昨年、移住した。25年間借りていたフラットが投資家に売却され、立ち退かされたのだ。家賃が月500ユーロ(約6万5000円)だったこのフラットを出たモウレロさんには、同じ地区で借りることのできる物件は金額的になかった。

「他は、1000、1200、1500ユーロといった感じだ」と、76歳のモウレロさんは嘆く。さらに「ここは私の村だった。私のすべてがあった。友人がいて、店があって、ここで結婚し、子どもが生まれ、死ぬのもここだと思っていた。難民になった気分だ」と目に涙を浮かべ、モウレロさんは語った。

(AFP通信「都市から地元住民が消える、バルセロナが鳴らす警鐘」から引用 http://www.afpbb.com/articles/-/3134779?cx_tag=pc_sns&cx_position=3#cxrecs_s)

観光都市化するとこういった問題が起こってしまうわけですな…

確かに、ヴェネツィアに行った時もゴミや騒音で現地住民から不満が出ているという話を聞いたことがあります。

歴史ある街で暮らす人々の生活が侵されるというのは残念ですし、観光と暮らしの共存というのが今後のテーマになると思います。

日本も例外ではなくて、例えば合掌造りなんかは実際に人が住んでいる家もありますが、観光客はガンガン写真を撮りますよね。プライバシーとか抵触しそうな感じです。また、どこの観光地もそうですが、文化の違いからくるマナー問題もあります。トイレの使い方が分からないとか、ごみの捨て方が分からないとか。ある程度は許容できますが、人が増えるとさすがに耐えきれませんよね。どう頑張っても余計に費用が掛かるわけですし、最終的に負担するのはそこで暮らす方々になります。費用面だけでなく、実際にそこで暮らすわけなので。

世界遺産に登録して街を盛り上げたいという気持ちは十分に理解できます。しかし、ユネスコの保護よりも観光客による実害の方が強力である場合も多いので、そこらへんは十分に考えなくてはいけないなと思いますね。

日本にも少なからずこういった被害はあるはずなので、対策を考えていきたいものです。

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