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被災地出身として、今村復興大臣の辞任について思うこと(1)

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私は、宮城県で被災している。

家は流され、近所の方はたくさん亡くなった。

あの時の記憶はいつでも鮮明に思い起こされて、ただただつらい気持ちになることもある。

現在は進学の関係で関東に住んでいるが、震災関連、被災地の復興関連の話題には敏感に反応してしまう。

きっといつまでもこの反応は変わらないだろうし、変えたくない。

さて、被災地の復興関連を取りまとめる復興大臣であるが、ここ最近は問題続きであったように思われる。

記者会見での態度が問題視されていたが、本当にこれだけで辞任しろと騒ぎ立てる必要があったのだろうか?

そして今回は被災地の方々を傷つける発言があったという理由で辞任したわけであるが、本当に辞任という幕引きでよかったのだろうか?

今回はその部分について自分なりの意見を述べていく。

記者会見での質問記者への対応は間違っていない

「自主避難は自己責任」という考え方は当たり前

そもそも今村復興大臣が注目されるきっかけとなったのは、フリーランスの記者の質問に対して「自主避難者は自己責任」と発言したことが問題視され、さらにその後しつこく追及してくる記者に対して怒ったことを報道されたからである。

自主避難は自己責任。

この考え方は私は至極当然に思う。

そもそも、強制的に避難してくださいと指示されている人々は、国が定めた基準を満たしているから避難しているのである。

ここでいう基準というのは、放射線量に応じて「帰宅困難区域」「住居制限区域」「避難指示解除準備区域」という3段階に分かれている基準のことである。これだけ基準を分けたうえで、それに当てはまらなかったエリアから避難している人のことを「自主避難者」と呼ぶのである。

つまり、自主避難者よりも大変な状況に置かれている人はめちゃくちゃ多いのだ。

政府としては避難せざるを得ない状況の人々に手厚い補償をするのが当然であり、ただ不安だからと言って避難している人々の面倒まで見てくださいというのはお門違いなのである。

今村復興大臣の「自主避難者は自己責任」という発言は、見方を変えれば「本当に支援が必要な人をしっかりとケアしていきます」ということである。

私は、被災者としてこの発言は嬉しく思った。

この大臣は被災地に寄り添おうとしているではないかと。

「出ていきなさい!」発言はやむを得ずの対応であった

さて、今村復興大臣は自主避難関連の発言の後、しつこく追及してきたフリーランスの記者に対して「出ていきなさい!」と厳しい態度を取ったわけであるが、これは会見の在り方として適切であったと思う。

この記者会見で私が注目したのは、記者の自主避難者についての定義が広すぎるということである。

「関東から関西に『避難』している人もいる。福島県中心の体制を見直すべきではないか」

私からすればそれはただの引っ越しだ。何でもかんでも震災にこじつけて避難者を謳えばいいというものではない。そういう発言こそが、避難指示によって避難している方々を傷つけていることに気づいたほうがいい。

これに関してはきっと今村復興大臣も同じ気持ちであろう。限りある予算を配分し、被災者を救っていかなければならない立場からすれば、関東から関西に引っ越した人々まで責任を持てと言われても無理である。本当の被災者を助けることにならない。そんなこと、誰だってわかる。

被災者のことを親身になって考え、被災者に対しての補償の情報を伝えるための記者会見の場で、焦点のあっていない質問を延々と繰り返されては堪らない。

確かに激高したのは対応として良くなかったかもしれないが、復興大臣として発信したいことを妨害されているのだから、私は適切な対応であったように思う。

皆さんはどう思うだろうか?

文章が長くなってしまったので、続きは別の記事で書くことにする。

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