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愛媛県警の大失態について思ったこと、感じたこと。

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愛媛県今治市で起きた殺人事件の捜査中に、警察が任意で事情聴取した女性が帰宅後に自殺するというショッキングな出来事があった。

捜査の仕方に問題はなかったのかというところが争点となっていくだろうが、筆者としては1000%警察に落ち度があると思っている。

今回はその理由を書いていこうと思う。

では、いってみよう。

1.異常に長い拘束時間

まず、任意で取調べを受けた女性をどの程度の時間拘束していたのかという点である。

ここで私が「拘束」という言葉をチョイスしているのは、警察の言う「任意」が、ほとんど「任意」ではないという実情を踏まえての発言だからだ。

ひとえに任意の取調べと言っても、拒否したら逮捕状を取って逮捕できるくらいの証拠が集まった段階で、初めて任意での取調べを行う。誤認逮捕などを防ぐためにも、状況証拠がだいたい集まってから動くのだ。なので、基本的に任意同行を求められた段階で犯人だと思われていることがほとんどである。

話を戻すと、今回任意で取調べを受けていた女性は午後1時半から午後10時半まで実に9時間も取調べを受けたという報道があった。

途中で20分ずつの休憩を4回挟んだらしいが、それは形式上の休憩であって、身体の拘束が解かれているわけではないだろう。簡単に言えば休めちゃいないはずだ。

この9時間に及ぶ取調べがどれほど異常かというと、逮捕されて身柄を拘束された被疑者でさえ、最長でも8時間までしか取調べはしてはいけないことになっているのだ。それ以上の時間なのだから、極めて異常であることは間違いない。

警察の認識では、しっかりと休息を取らせているし、帰りますと言えば帰れることを伝えてから取調べをしているから問題なしです、「任意」です、ということなのだろう。だが、本当に帰られてしまっては何をされるか分からないので、実際は自白させて身柄を拘束する気満々なのである。

形式上は捜査だが、ほとんど拷問のようなものだ。

筆者はまず、9時間に及ぶ任意の取調べに踏み切った判断が間違っていると思う。

2.自白頼みの捜査

次に、そもそも自白頼みの捜査であることが問題であると考える。

先ほども書いた通り、任意の取調べは状況証拠が固まり、ほぼ犯人であることが確実になってから行われるものである。

簡単に言えば、自白が決定的な証拠となり、逮捕に踏み切れる状態で取調べを行う。

だが、裏を返せば自白が引き出せないと逮捕できないのだ。

筆者はこれが大問題だと思っている。

一番大事なところが詰め切れない捜査って、意味があるのか?

状況証拠をあつめることの意味はあるかもしれないが、最後の最後は自白頼みにしかできないって、捜査能力が低いとは言えないのか?

自白を引き出すために長時間の尋問をするなんて、捜査なのか?

よくドラマで「(机バーン!)お前がやったんだろぉ!」的な自白の強要が描かれていたりする。昨今はこのような強要を問題視して、取調べの際には録音録画をすることになっている。しかし、録音録画したものは警察が管理するので、本当に意味があるのかどうかは分からない。プライバシー云々、捜査上の理由云々で公開しませんと言えばそれまでである。

適正な捜査だったと言うのならば、すべて公開すべきだ。

誰が何と言おうと、捜査中に死亡者が出てしまった事実は変わらない。愛媛県警にはこれについて「疑い」をかけられている側であり、説明責任があると筆者は思う。

3.マスコミ処理への配慮の足りなさ

また、捜査の方法にも関係することであるが、今回はマスコミへの対応が非常にまずかったように思われる。

報道を見る限り、報道陣を全然ガードしていなかった。マンションの入り口のところに詰めかけて、捜査員がそこを堂々と歩いて押収品を運んでいた。普通なら他の住民もいることだし、なるべく報道陣はシャットアウトして進めるべきところである。それなのにあまりガードもせず、マンションの前に報道陣がつめかけた状態で捜査員が出入りしていたら、任意同行が完全な見世物になってしまう。あくまでも任意であり、その様子を晒していいものではない。報道陣も配慮すべきだと思うが、警察はそこが非常に甘かったように感じた。

そのくせ、「家に帰したら家族に任せるしかない」というコメントは酷すぎやしないか?

おそらく一度の取調べで自白を取って身柄を拘束できると確信していたのだろう。

筆者には、自白ありきの捜査であったことと、任意同行のタイミングが早すぎたことが、今回の悲惨な結果を生んだとしか考えられない。

マスコミにも非があるように思うが、それ以上に愛媛県警の酷さが際立っている。

とにかく、愛媛県警は今回の件をしっかりと説明するべきだと思う。

4.まとめ

愛媛県警に限ったことではなく、日本の警察の捜査レベルはまだそれほど高くないと思ってしまう出来事であった。

とにかく今回の件はしっかりと説明責任を果たしてもらって、これ以上警察の信頼を損なうことのないようにしてもらいたいところである。

以上、赤鷲でした。

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