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モザンビークで「アルビノ狩り」が多発

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【9月17日 AFP】アフリカ南東部モザンビークで、先天性色素欠乏症(アルビノ)の17歳の少年が殺害され、脳などが奪われた状態で発見された。地元メディアが報じた。奪われた体の部位は、呪術に使われるとみられている。

国営モザンビーク通信(AIM)によると、少年は13日に殺害され、遺体は西部テテ(Tete)州ベンガ(Benga)で見つかった。地元当局者の話では、「犯人らは被害者の腕や脚から抜き取った骨や、髪の毛を奪った上、頭を割って脳を取り出していた」という。

同国では、アルビノの人々の体の部位を求めての「アルビノ狩り」が後を絶たない。アルビノの体の部位は富と幸運をもたらすと信じられており、お守りや呪術用の薬として用いられる。

マラウイと国境を接するテテ州には、アルビノの臓器を売買する大規模な市場があるとみられている。4か月前にも、同州モアティゼ(Moatize)で両親がアルビノの子を売り渡そうとする事件が発生していた。

国連(UN)のまとめでは、モザンビークでは2014年以降、アルビノに対する攻撃が100件以上発生している。犯人らはその足の指から排せつ物に至るまで、何もかもを奪っていくという。(c)AFP

(AFP通信より引用。URL:http://www.afpbb.com/articles/-/3143228?cx_part=to_list#cxrecs_s)

気になる記事を見つけたので書いてみました。

モザンビークはアフリカの国で、主に黒人が住んでいます。

アルビノの人間は真っ白なので、非常に目立ちます。

正直、同じ人間をお守りや呪術用の薬に使用するという感覚が分かりませんよね。

ある種の神聖化のようなものなのでしょうが、完全に人権を無視した残虐的な行為です。

アルビノとして生まれてきた方々は、生きていくうえで多くの困難を伴います。

例えば、メラニン色素が極端に少ないため、日焼けは最大のリスクになります。そのため、普通の方よりも十分な日焼け対策が必要です。昼間はほとんど外出しないという方も多いです。

勿論、日本人にもアルビノの方はいます。

世界的に正確な統計があるわけではありませんが、全世界平均ではおよそ2万人に1人の割合で生まれるそうです。ただし、タンザニアでは2千人に1人、ロシアでは10万人に1人という話もあり、地域差が非常に大きいことも知られています。

日本人の場合は数万人に一人という感覚でしょうか。国内にはおよそ5000人程度のアルビノの方がいらっしゃる計算になると思います。

寿命などの差異は詳しくは分かっていませんが、他人と異なる見た目のために日常生活で感じるストレスも多いらしく、平均寿命は短いのではないかという声もあります。

最初は少しびっくりするかもしれませんが、見た目以外はほとんど変わらないですし、社会がもっとアルビノに関して正しい知識を持てばもっと住みやすい世界になるんじゃないでしょうか。

さて、モザンビークの記事の内容に戻ります。

個人的には物珍しい目でアルビノの方を見てしまう気持ちは分かります。ましてや、黒人が多い国ではかなり目立つでしょうし、偏見の目にさらされることもあるでしょう。

しかし、その珍しさを理由に殺害していいかと言われば、それは絶対に違うんじゃないでしょうか。

お守りにするにせよ、呪術に使用するにせよ、もっと違う方法があると思います。例えば、アルビノの方の髪の毛を使用するとか、写真で代用するとかです。

もちろん、この方法もかなり人権を無視した考え方であると思います。しかし、殺して臓器を呪術に使用するなどというのは明らかに時代錯誤です。

まあ呪術の効果などは測りかねますし、文化の違いもあるので一概に否定はできません。世界中探せば動物を生贄にお祈りをする文化もあるでしょう。

生まれや肌の色、遺伝的な疾患は選べません。それを理由に殺害の対象になるのは、国際的な人権に対する考え方に反しています。かつてユダヤ人というだけで虐殺をしたヒトラーは国際的に非難の対象になっていますし、同じような思想を持つ人間は徹底的に非難されています。

モザンビークの人権に対する感覚は分かりませんが、一刻も早く世界的な人権に対する考え方に追いつくことを願います。

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